工芸青花第3号が届きました

2015年08月29日

工芸青花第3号が届きました

じつは本づくりは、手作業の割合がとても多い仕事です。そしていまは本も、工芸も、時代をおおうファスト化の波にのみこまれつつあります。私たちがはじめようとしていることは、ファスト化の競争からひとまずおりて、工芸と本のあるべき場所をさがすことでもあると思っています。とりもどしたいのは、手ざわりと、時間です。すなわち〈生の実質〉です。
─『工芸青花』創刊時の挨拶文より

いまだからこその切り口で、工芸、骨董、建築、古書などを扱うとともに、「雑誌」というメディアの新しい可能性を追究しようという試みでもある『工芸青花』は、日本における美術や文化を愛好する人々の集い「青花の会」の会報誌として、限定1000部、1冊8000円という、雑誌としては極めて型破りな条件で創刊されました。

工芸青花3号は、川瀬敏郎さんのローマングラスと花、赤木明登さんの縄文土器の考察、中村好文さんと巡るハラ ミュージアム アーク、骨董屋店主対談などに加え、熊本市在住の料理家・細川亜衣さんのエッセイ「白木蓮」も掲載されています。

工芸青花第3号/8,640円(税込)
A4判 麻布張り上製本 見返し和紙(楮紙) カラー176頁/限定1200部/青花の会┃新潮社



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Posted by 長崎次郎書店 at 15:57│オススメ本
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